限定小説【No.8】
「ただいま」
「あ、浬さん…おかえりなさい…」
「なんだその格好」
「え、えと、整理してたらでてきたので、
着てみた、なんて…、はぁ、恥ずかしい…」
家に帰ると26歳の妻が高校生のセーラー服を来ていた。可愛い…、悪くない、ていうか、全然似合う。そういえばこいつ、老けてないな、いや、逆にどんどん可愛くなっている。これじゃ高校生と間違えられてもおかしくない。
「こっち見ろ、」
「や、です、無理無理」
「可愛いから、見せてくれ」
「絶対思ってないですよねっ!」
「思ってる、」
なんでこんなにも七瀬は自分に自信が無いのだろう、前はそんな事無かったのに。あ、いや、一つだけあったな、自分に色気がないとかどうのこうの…。
「ほんとですか…?」
「ほんとだ、だからこっち向けって」
「………」
「やっぱり可愛いじゃねーか。」
「えっ…そんなハッキリと…」
「……可愛い」
「…ありがとうございます……」
上目遣い、無意識なんだろうな。可愛すぎて、苦しい。毎日君に惚れ直している。もう、我慢なんてしなくていいんだ…。
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短くてごめんなさい!!
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