限定小説【No.4】



今回の限定小説はリクエストになります!
限定小説初のリクエスト作品ですね^^*

今回のリクエストをくれたのは
いちごさんです、ありがとうございます。
リクエスト内容はいかがわしい本で喧嘩
というリクエストでした。

公式LINEにてリクエスト受け付けています。
是非是非リクエストください〜^^*


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「な、何これ…」

私達は結婚する、だからこのマンションとはもうすぐおさらばだ。そんな大事な時なのに、何これ…。こんなところに隠してるなんてっ。

隠し事

今まで、私は人生の中で今が1番楽しいなぁって思ってきた。でも、幸せすぎたのか、嫌な事は起こった。先生の書斎のものを、ダンボールに包む手伝いをしていた時、でてきたのである、エロ本が。

「いや、でも先生がこんなの持ってるわけ…」

でもこれは確かに先生の机だ、先生以外の人の物が入っている訳ない、多分。これは現実なのだろうか、夢じゃないだろうかと思うけれど、これは本当なんだ。先生が家に帰ってきたら聞こう。

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「おかえりなさい、先生」

「ただいま」

「あの、これ、先生のですか?」

「あ……」

「……」

「……」

何も言わずに驚いている先生、やっぱりこれ先生のなんだ、そんな顔するなんて。信じたかったのに、先生のじゃないって、なのに…。ショックだし悔しい。

「その反応、やっぱこれ先生のなんですかっ!?」

「いや、違う」

「じゃあ今の間はなんですか!
もう最悪、最低ですよっ!」

「落ち着け七瀬、それは」

「落ち着けるわけありませんっ!!
私じゃ不満なんですかっ??
確かに私は色気も何もないですけど、
こんなの見てるなんて…ショックです…」

「違う、俺のじゃない」

「じゃあなんで先生の机に入ってたんですか」

「袋に入ったまま渡されたんだよ、
それで中身見てそれだったから
次の日返そうと思ってたんだ。
それをすっかり忘れてただけで、
やましい事なんて何も無い。」

「ほんとですかー?」

「本当だよ、七瀬がいるのにそんなもの見るわけない。」

「…ごめんなさい、怒鳴ったりして。」

信じよう、この人は私を愛してくれている、ちゃんとそれを分かっている…。好きなら、ちゃんと信じなきゃ。ムカムカしたけど、そう言ってくれてるんだから。

「誤解させて悪かった」

「いえ…」

「お願いだから、俺から離れるなよ…?」

「…こんな事では離れません……
離れてって言われても絶対離れてやりませんよ。」

「…そうか」

「…はい……」

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2020.5.21.スタート

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